火曜日 06 7月 2021, 11:36

久保:「大きな笑顔でオリンピックを終えたい」

  ・MF久保建英はオリンピックの日本代表の中心的存在   ・2019年にレアル・マドリードと契約以降、ラ・リーガで期限付き移籍中   ・日本は自国開催のオリンピックで優勝候補の一角になりつつある 世界中の若者がリオネル・メッシの影響を遠くから受けている。日本の若きスター、久保健英は実際にアルゼンチンの象徴であるメッシと対戦するという、貴重な機会を得ている。

“日本のメッシ”とも呼ばれる若きアタッカーが、アルゼンチンのレジェンドと最初に出会ったのは、バルセロナのU-11チームのバルサ・アルビンCと契約した10年前にさかのぼる。そこで5シーズンを過ごした後、久保は帰国してFC東京に入団。その3年後にレアル・マドリードへの移籍で注目を浴び、マヨルカ、ビジャレアル、ヘタフェといったクラブへのレンタルでラ・リーガでのキャリアを継続している。

メッシをずっと憧れの存在としてきた久保は、そこからアルゼンチンのスーパースターと対戦する機会を得た。特に、2019年のマヨルカ対バルセロナ戦では、チームは2-5の惨敗を喫したものの、久保は称賛された。

20歳のウインガーはFIFA.comのインタビューに次のように答えてくれた。「以前は、メッシのプレーをテレビで見ているだけでした。でも今は同じピッチでメッシと対戦するチャンスがあって、彼がいかに素晴らしい選手であるかを間近に感じることができます。僕も彼のように、誰もが憧れるような選手になりたいと思っています」

その高い志に到達するまで、どれだけのハードルがあるのかはまだ分からない。とはいえ、過去2シーズンをラ・リーガで過ごしたことによる進歩ぶりは明らかだ。

「ラ・リーガにひかれる理由のひとつは、スペインのサッカーにおいては自分のストロングポイントを表現できると感じているからです。パスを出して欲しいと思うと、ちょうどいいスペースにパスを出してもらえます。同じビジョンとアイデアを共有しているのです」

「ラ・リーガはレベルが高いので、学ぶことがたくさんあります。スペインのサッカーは独創性に富んでいます。ここで一生懸命プレーすることで、日々成長していると感じています」

久保健英のプロフィール 誕生日:2001年6月4日 現所属クラブ:レアル・マドリード(ヘタフェにレンタル移籍中) 栄誉: 2017 FIFA U-17ワールドカップ・ベスト16 2017 FIFA U-20ワールドカップ・ベスト16 2020-21 UEFAヨーロッパリーグ 2019-20 UEFAラ・リーガ リベレイション・チーム・オブ・ザ・イヤー

国際舞台に出現 2年前のエルサルバドル戦で、久保はA代表の初キャップを記録。昨年の11月には日本代表のオランダ合宿に参加し、親善試合2試合で躍動した。直近では、オリンピック男子サッカー日本代表に選出されている。久保は大会に向けて次のように抱負を語る。

「世界中の強豪と対戦し、母国のためにプレーできることを誇りに思います。最善を尽くして戦います」

Japan Olympic team midfielder Takefusa Kubo

オリンピックでの目標 久保は先だってのU-23アルゼンチン代表との親善試合で、その才能の片鱗を披露。2アシストの活躍により、日本は3-0で快勝した。また、ガーナとジャマイカをそれぞれ6-0、4-0で撃破しており、間近に迫ったオリンピックで大きな脅威となることを予感させた。

「オリンピックに向けての準備は順調に進んでいると感じています。チームとしては、強固な守備でクリーンシートを守ることができたのは良かったと思います。これにより、攻撃でもいいプレーができます」

東京2020を目前に控えた久保にとって目標となるのが、アテネ2004と北京2008で平泳ぎで金メダルを獲得した水泳界のレジェンド、北島康介である。

「子どもの頃、テレビでオリンピックを見ていました。北島康介選手のように記憶に鮮明に残っているアスリートがたくさんいます。彼らの活躍を振り返って、オリンピックに参加する意味を改めて考えてみたいと思います」

「僕にとっては、まずチームの勝利に貢献することが重要です。個人的にも良い結果を残したいですし、同時に他の選手が良いパフォーマンスを発揮できるように、サポートをしていきたいです。初戦(南アフリカ戦)に向けてしっかり準備します。最後は大きな笑顔でオリンピックを終えることができればと思っています」